BELS評価
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〇BELSは『住宅の省エネ性能』を、星の数で表示する制度〇
BELS(ベルス)とは、住宅含む建築物の省エネ性能を星の数で表示する認証制度のことをいいます。
平成28年4月より開始された、建築物省エネ法による建築物の省エネ性能表示の認証制度の1つに位置付けられます。
第三者より外皮・一次エネルギー性能の認定を受けたことになりますので、省エネ性能はもちろん、住宅の資産価値を示す指標の1つとなります。
建築物の省エネ性能ですが、大きく『外皮』『一次エネルギー消費量』の2つに分けられます。
外皮性能は、断熱材やサッシといったもので、UA値(外皮平均熱貫流率)で表されます。いわゆる、熱の通りやすさです。
数値が小さいほど良く、省エネ基準では0.87、ZEH(ゼロエネルギー住宅)基準では0.60以下とされています。
一次エネルギー消費量は、エアコンや給湯といった家電設備の性能によって増減します。
計算される建築物の規模によって、標準的な『基準一次エネルギー消費量』が割り出され、家電設備の仕様によって『設計一次エネルギー消費量』が求められます。
どれだけ削減できたかで、『一次エネルギー消費量削減率』が求められ、BELSでの星の数の算出に使われます。
BELSでは、『一次エネルギー』の消費削減率によって星の数が変わります。
一次エネルギー消費量削減率が20%以上になる(BEIという数値が0.8以下になる)と、星の数が5つとなります。
BEI自体は、標準一次エネルギー消費量を1.0としたときの、削減の割合と考えて下さい。
外皮性能(UA値)ももちろんBELSには掲載されますが、メインとなるのはこちらの星の数です。
〇BELSは評価制度で、ZEHは評価基準〇
BELSという言葉と同じくらい、ZEH(ゼッチ:ゼロ・エネルギーハウスの略称)という言葉も耳にされると思います。
BELSは、建築物の省エネ性能をラベル表示する制度ですが、ZEHは、太陽光によって一次エネルギー消費量削減率が0%以下になる住宅を示す言葉です。
BELSを取得することで、『これだけの省エネ性能がある』という認定を受けられることもメリットですが、補助金や税制優遇といったものへ活用することも出来ます。
それにより、申請に掛かる費用を減らしたり、新たな制度を知るきっかけになるといえます。
地域型住宅グリーン化事業という補助金制度での『ゼロエネルギー住宅』では、BELS評価書類を添付することで補助金を取得することが出来ます。
※ゼロエネルギー住宅は、行政庁での認定制度ではないため、BELSでの『ZEHマーク』表示により、提出書類の対象となっています。
その他、固定金利のフラット35や、住宅ローン減税や固定資産税等の減税対象となる長期優良住宅、認定低炭素住宅などへもBELS書類を活用することが出来ます。